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R187を北上して六日市、七日市を過ぎると、木部谷温泉松乃湯の看板がある。そこを右に入る。
滑峠に、安蔵寺山登山口、杣の里よこみちの矢印があるが、ここは右へ進む、滑峠口(香仙原登
山口)を過ぎ、小石谷口付近に1台駐車する。更に、林道を進むと安蔵寺トンネルに着く。道路左
の駐車スペースから、十種ヶ峰・青野山が見える。道路右側に、安蔵寺山2,9kmの標識がある
ので、そこを登っていく。5分も登ると、奥谷登山口から安蔵寺山へ続く、広い登山道に出る。
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登山道を下ると、島根県で最大のミズナラの木《なら太郎》が出迎えてくれる。害虫から護るために、
シートで皮膜して予防している。
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《なら太郎》から緩やかな坂を登っていく、起伏の少ない森の散策道だ。ブナの倒木も多く、これが
栄養になり森が再生する。大きなサルノコシカケが切り株の上に置いてある。漢方の店に持ち込ん
だら、幾らになるのだろうと、良からぬ事を考える。
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Kさんは、山野草に興味があるのか、キョロキョロしながら、ミヤマウズラを見つけてくれた。ヤマジノ
ホトトギス、キンミズヒキ が多い。ハマクサギタマゴダケが生えていた。
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緩やかな登りを歩いていくとピークに着いた。安蔵寺山まで1,8kmの所だ。一息入れて下って行く。
ムシカリの赤い実が秋が近いことを感じさせる。
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鞍部に着く。芦谷合流点の標識がある。笹で蔽われ道らしきものはない。ゆっくり登り返して安蔵寺
山のブナの大木が現れたら、中峰は近い。
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中峰からは、0,5kmの距離だ。安蔵寺山を見ながら下って行くと、寺屋敷跡に着く。 |
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広い自然林が広がる道を登りかえすと、あつけなく山頂に着く。
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見慣れた山頂だが、空が高くなったのか遠くまで良く見える。 |
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左から、鬼ヶ城山・容谷山・羅漢山・小五郎山・大将陣が広がる。【クリックで山名】
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山頂直下の観音さまに
手を合わせて、展望所
に向う。
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展望所から東方面
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展望所から西方面 |
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展望所からは、広島、山口、島根の山々が一望出来る。今日は、はるか長野山まで見える。
東から西に山々を眺める。【クリックで山名】 |
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いつまで眺めても飽きず、浮世の憂さを忘れさせてくれる。陽射しは暑いが、風が心地良い。赤蜻蛉や蝶が飛んでいる。
安蔵寺山は、県境を接しない山では、島根県で、もっとも高い山だ。まさに島根の宝だと、熊毛の住人は思う。
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展望所から再度山頂に戻り記念写真を撮る。帰路は予定どおり香仙原に向う。道は笹が刈られて
いてありがたい。ピークの向こうに、赤土山・香仙原が見える。
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ピークを過ぎて転げるような坂を下りて行くと、大岩が現れる。ロープがついて岩の上に登れる。
大岩からは、赤土山や、林道が見える。
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振り返ると、ピークの後に安蔵寺山が大きな山容を現す。しばらく急坂を降り、九十九折れを降りる
と、小石谷分に着く。以前、滑峠から香仙原、赤土山、安蔵寺山と縦走して、帰路、小石谷分から
小石谷口に降り、滑峠まで2時間以上も林道を歩いたことが、懐かしく思い出される。
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小石谷分からの道は良く踏まれていて迷うことはないが、ピンクテープに惑わされないようにしたい。
30分弱で、小石谷口に降りる。安蔵寺山は、夏はそんなに登った事はないが、山野草も結構咲いて
いる。今回Kさんが、見つけてくれたナツエビネに感謝だ。
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