荒滝山 459m

宇部市東吉部


県道30から荒滝山を望む


2015年7月29日(水) 天気 ⛅ 夫婦


犬ヶ迫コース

登山口~38分~稲荷社~22分~荒滝山    合計時間 60分

荒滝山~20分~林道~20分~登山口      合計時間 40分

総歩行時間 1時間40分



概念図


地図

犬ヶ迫コース入口



天気が安定しない「梅雨明けは何時になるのだろうか。」と思いながら、近場でまだ紹介してない荒滝山に向かいました。日ノ岳周遊を考えていたのですが、暑くて汗だくです。日ノ岳に向かう途中の林道で堪らずに、エスケープしました。久しぶりに「この辺で勘弁してやるか」と心の中で叫びながらの撤退でした。



道しるべ


右奥が荒滝山山頂
  十文字交差点を左折して、R490から県道30に入ると正面に、荒滝山が見えて来る。荒滝山を通り越して更に
 進むと、荒滝山3kmの道標がある。この手前を右折する。道の右手に荒滝山城跡の案内板もある。

  
 止まって良く見ると、明治天皇御銅像登山口の記念碑も建っていいる。しばらく県道231を走ると「荒滝の滝」の
 案内があり更に進むと、荒滝山登山口の道標がある。ここを入る。道が狭いので注意して進むと、すぐに荒滝山
 登山口の立派な駐車場がある。トイレも新しく掃除が行き届いている。

駐車場から荒滝山を望む
  荒滝山の案内板を見ると、約40分の行程だ。駐車場から荒滝山を見ると、山頂が平らな、如何にも大内家重臣
 内藤隆春の築城した山城で風格がある。登り始めてすぐの家を右折して山に向かう。
  畑を過ぎると、鳥居がある。良く見ると塩ビ管に穴をあけて朱色に塗ったものだ。これなら安価で長持ちし
 そうだ。次の鳥居を過ぎて植林帯を登って行くと、荒滝山城跡1kmの標識がある。良く整備された道が続く。

分岐を振り返る
  登山口から、15分強で荒滝コース(南登山口)分岐に着く。お手製の看板で山頂まで半分登った見当を付ける。
  九十九折の山道を登って行くが、汗が拭きだして、水分補給のたびに立ち止まる。なかなかペースが上がらない。
 登山口から40分弱で、八合目の天狗岩と呼ばれる大岩に着く。岩の下に穴が開いている。
 

吉部稲荷社
  
 覗いてみると、奥行があり4、5人は入れる穴だ。岩の下には、稲荷社が祀ってある。祠からすぐに、分岐になる。
  道標を見ると、どちらからでも山頂に着くが、折角なのでここは、くぐり岩経由で山頂に向かう。
 

振り返り見た所
  
 すぐに、展望が開ける所に出る。吹く風が気持ち良い。続いて右手に岩の裂け目が目に入る。ここがくぐり岩の
 ようだ。亀女のリックが引っかかる位狭い。リックを下ろしてやっとこさ潜り抜ける。
   くぐり岩を抜けると、堀切りに着く。どうやら、荒滝山城跡の一角に着いたようだ。堀切り案内板を左に取ると、
 観音さまが鎮座しておられる。熊毛の住人の大好きな観音さまだ。ここからの展望も良い。
 
   
南○観音菩薩
  
  南○観音菩薩と彫ってあるが○の字が読めない。 後日調べると雨天観音菩薩と書いてあるらしいが、南にしか
  読めない。観音菩薩から少し先に展望台がある。
  
 
  
南東の展望 / 瀬戸内が見えるはずだが・・・
  
 
吉部の集落 / 岡山北峰・南峰

かっての村長の藤本東雄氏の像が、吉部の町を見下ろす。

藤本氏の功績

明治天皇の陶像
  展望台から一登りで、藤本東雄氏の像を経て荒滝山山頂に着いた。山頂にある明治天皇の陶像が神々しい。
 それにしても暑い何度拭いても汗が流れる。身体中の水分が抜けたようだ。日影で冷たいオレンジを頬張る。
 水分ばかり補給する。
 

ヤブラン
  
 しばらくして落ち着き、山頂の展望を楽しむ。城跡には、ヤブランが咲いている。以前、津和野城址に咲いていた
 ヤブランを思い出す。確か「城跡ややぶらんの花咲き誇る」とさけんでいた。そう言えば最近は、叫けんでいない。

東方面
東鳳翩山が見えるはずだが?

南方面
吉部の集落が見える
  

北西方面
日ノ岳が近い

北方面
秋吉台
  展望を楽しみ、天皇陛下に敬礼して山頂を後にする。藤本東雄氏の像の所から、日ノ岳へと向かう。

分岐
  虎口を巡り、日ノ岳分岐に出る。(分岐右)標識が落ちているので注意したい。北西に向かうと、堀切りに出る。
  更に進むと、西郭に着く。大きな規模の山城が偲ばれる。
 

モミジガサ

ヒヨドリバナ

ヤマジノホトトギス
  
 城郭から離れて降って行くと、夏の草花が咲いている。暑いので撮らなかったが、山頂には、ツユクサやニワゼ
 キショウ、アザミが咲いていた。

降りて来た道を振り返る
  山頂から20分で林道に降りて来た。少し林道を降り右手から日ノ岳に取りつくのだが、もうその気力はない。
 ここから降りようかと言うと、亀女も同じ意見だった。亀女に聞こえないように、「この辺で勘弁してやるか」の
 決め台詞を吐く。事前にエスケープ道を調べていたのは、ファインプレーだった。

ナナカマド
  あとは、容赦なく照り付ける林道を降ると、登り口の家の横に降りて来た。夏山の低山はご法度だと言う事を
 忘れている懲りない親父だ。どうやら梅雨が明けたらしい。


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