|
|
|
塩田小学校を通り過ぎた少し先に、旧道が有るのでそこに駐車する。塩田小学校に向けて歩いて行くと、安栄山
が姿を現す。塩田小学校正門には海抜62,2mの表示がある。公民館の横の車道を北に上がって行く。ぽつぽ
つと雨が降り出す。持って来た傘をさす。
|
|
|
専修院 |
呆れ顔の亀女は、諦め顔になりブツブツ言いながら登って行く。左手にお社が祀ってある。車道を相合傘で
歩いて行くと、寺院の前に浄土宗宝樹山専修院と書かれた石柱が建っている。
|
|
石城の里入野郷記念植樹の森看板 |
|
寺院の前を左折して登って行くと右手奥に、何やら看板が見えるが、雨が本降りになり遠くから眺めるだけ
にする。左手に、石城山が霞む。
|
|
|
|
我が家の梅は日当たりが悪く5分咲きなのに、この道沿いの梅は南向きで日当たりが良いのだろう満開だ。
すぐに最終民家に着き、そこから林道に入る。林道は少し荒れているが、峠まで問題なく歩ける。
|
|
|
|
切通しを過ぎると峠に着く。学校林案内図が転がっている。峠から左の山道に取りつく。
|
|
|
|
急なシダの道を上がるがすぐに、小ピークのアップダウンが始まる。テープが付いていて迷う事はない。
|
|
巨樹 |
|
境界杭を通り過ぎて、ニセピークを降って行くと、鞍部に着き巨樹と出会う。登り返して・・・
|
|
|
|
ピークを通り過ぎて、ひと登りで、あっけなく安栄山に着く。山頂を示すプレートも何もない頂きだ。もう少し西に
展望地があるようだが、何も見えそうにないので、お目当ての磨崖仏に向かう。
|
山頂を示す三角点 |
|
|
磁石を取り出し南東を確認すると、赤テープが見える。道が出来ていて問題なく磨崖仏に辿り着く。雨の中来て
本当に良かった。磨崖仏に手を併せる。岩に刻まれた文字を読み取るが・・・文化三年(1803年)大日如来を
西川之半祐(人名か?地名か?) 眠れない・・・
|
文化三 寅年 |
大日 |
西川之半祐 |
|
|
|
寒くなったので、磨崖仏を後にする。どうやら15年来の相棒のレインウエアから雨が滲む。今日ネツトで頼んだ
オニューが着くが、「これからが儲け」がモットーの熊毛の住人は、旧友をウインドブレカーとして愛用するつもり
だ。
|
|
|
|
帰路登りには気が付かなかった、岩城の里入野郷記念植樹の森のメタセコイアが見えてきた。専修院を過ぎる
と、左に降りる車道があるので、近道を取りそちらを降りる。すぐに県道68号線の塩田小学校の東側に出て来
た。雨の中ふと、弥山で会った山の達人さんの「山好きは、皆アンポンタンですよね。」という言葉が甦った。
|