温泉津温泉(ゆのつおんせん)

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温泉津の町並みをぶらぶら歩いていると、昭和30年代から40年代に、タイムスリップしたようだ。お目当てはもちろん温泉だ。温泉津温泉には、「元湯泉薬場」と、「薬師湯」の2軒の元湯がある。今回は港から近い薬師湯に入浴した。今までいろんな温泉に浸かったが間違いなく、BEST3に入る湯だった。まさに、背骨と背筋の間から疲れが剥がれ落ちていくのが実感できる湯だった。
温泉津港から山側に伸びる温泉街は、賑やかな歓楽街などが見られず、鄙びた日本旅館が両側に立地する静かな街並みである。この古風な温泉街は2004年7月、温泉街としては初めて国の重要伝統的建物群保存地区に選定された(港町としての選定であるが、後に温泉町という項目も設けられた)。 また、温泉津は当時中世〜近代に隆盛を誇った石見銀の輸出港でもあった。そのため、同港町は日本国内14例目の世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の登録を受けた 。共同浴場は「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2軒の湯元が存在する。両浴場はごく近接した位置で湧出する別々の泉源を用いており、泉質には相違がある。薬師湯は2005年9月付けで、日本温泉協会の新基準による審査の結果、全項目「オール5」の最高評価の天然温泉として認定されている。
温泉津町観光協会HPより抜粋