剣山 1955m 一ノ森 1879m

日本百名山

徳島県三好市・美馬市・那賀郡那賀町



R438・みどりの一里塚から望む

2014年8月12日(火) 天気 ⛅  夫婦


見ノ越~60分~西島駅~30分~大剣神社~36分~剣山           合計時間 2時間06分

剣山~30分~二ノ森~13分~遭難碑~22分~一ノ森             合計時間 1時間05分

一ノ森~54分~両剣神社~58分~刀掛ノ松~12分~西島駅         合計時間 2時間04分


総歩行時間 5時間15分


概念図
地図

剣山登山口駐車場



参考にしたホームページ

剣山観光推進協議会のHP

剣山頂上ヒュッテのHP



台風12号の影響で、通行止めの情報を剣山頂上ヒュッテに確認しました。R438が通れると聞き剣山に向かいました。地元の人の話では、キレンゲショウマは、今年は例年より1週間ばかり開花が遅く、また花の付きが良いとのことです。まさに4分咲きで見頃でした。小さな子供連れの家族も多く、のびやかな山頂からは、次郎笈や三嶺、一ノ森が望めます。

道しるべ

見ノ越の立体駐車場に停めて出発する。立駐から西に三嶺が霞む。剣神社を通り越して、リフト乗場近くのトイレ
を借りる。ここも駐車場になっていて数台の車が停まっている。


剣神社まで引き返して、参道を上がると、社殿があるので参拝していく。  宮尾登美子の天涯の花の一節の
オブジェがある。


神社の右から、剣山山頂4000mの道標を確認して、社の横のお不動さんに見送られて、緩やかに登って行く。
リフトの下を潜って行く。

  

この台風の仕業だろうか、登山道が一部流れている。慎重に通り過ぎて登って行く。この道は大きな木が茂り、
気持ち良く歩ける。稜線に出ると、剣山頂上ヒュッテと山頂が見えてくる。  
少し登った、西島駅下のキャンプ場から、更に剣山が近くなる。西に三嶺、雲が湧き上がる。


案内板確認
西島駅で一服する。1時間の道のりだ。案内板を確認して、鳥居を潜り大剣神社コースを取る。下の道は
遊歩道経由で山頂に至る。山頂を踏まず次郎笈へ向かう道でもある。 



道標で確認

緩やかな道を、シコクフウロやオトギリソウを見ながら登って行く。  


気が付くと大剣神社に着く。神社の側には、メタカラコウやカワミドリが咲いている。更に登って行くと、神社の背後
に御神体の石灰岩が現れる。
少しずつ高度を上げて、西から北に進路を変えると、西島駅が下に見え、前方に鳥居と頂上ヒュツテが近づく。
剣山頂上ヒュッテの前は、キレンゲショウマやクガイソウ、オタカラコウが咲いている。
     
  
剣山本宮にお参りして、横の石段を登ると平家ノ馬場に出る。山頂へは自然保護のための木道が続く。 

 

先程まで見え隠れしていた次郎笈は、すっかり雲に隠れてしまった。
 
 

雲が湧き三嶺も隠れる。
軽い朝食を取り、暫く待ったが、雲が次から湧いて出るので、山頂で記念写真を撮り、木道を反時計回りで一周して
一ノ森を目指す。
  
木道からの一ノ森は雲の中だが、すぐに雲が流れて顔を出す。緩やかに続くミヤマクマザサの道を歩く。 
10分余りで経塚森を過ぎると、鹿避けのネットが張られている道を下り、登り返すと10分でニノ森に着く。
 

二ノ森から剣山を見返す。二ノ森を降ると、針葉樹が美しい道になる。  



ロールオーバー

正面に一ノ森が見えると、遭難碑のある分岐に着く。帰路はここを左に降る。一ノ森に向かうと、道が分かれる。
一の森ヒュッテ経由の左の道を取る。  


一の森冬小屋の先の一の森ヒュッテは、閉まっていたが、庭先にはキレンゲショウマや、クガイソウ、イヨフウロ
が綺麗に咲いて いた。少しだがレイジンソウも咲いている。少し戻り冬小屋の手前から一ノ森へと登る。


すぐに一ノ森に着くと、次郎笈が顔を出す。展望を楽しんで、遭難碑を見て降って行く。遭難碑の所で剣山で出会
った、家族連れと再び出会う。見の越から登った6歳の男の子も元気いっぱいだ。見てて微笑ましい。家族連れ
は、一ノ森へ向かって行った。案内板を見るとこれから降る道は、【急傾斜路で滑落事故が多い】と書いてある。


確かに、右斜面は切落ちているが、道は良く踏み固めてあり、それ程危険とは思えない。カニコウモリの群生の道
を降って行く。追分へのお花畑分岐の道は、通行禁止になっている。予定通り、行場を経て刀掛の松へ向かう。



ロールオーバー

分岐から振り返ると、一ノ森が見える。降って行くと、穴吹川の源流の谷の所に大きな滝が流れる。  


案内を確認
更に降ると、道を直しているおじさんに出会う。挨拶を交わして降りて行く、登り返すと滝の先に両剣神社がある。
行場入口で道が上下に分かれるが、どちらも刀掛ノ松に通じる。ここで小休止していると、団体さんが次から次
にやって来る。団体さんの話から、左に上がりおくさりまでと、右に降った所がキレンゲショウマの群生地らしい。
 


案内板を確認

両剣神社の所の案内板を確認して、おくさりに向かう。小滝沿いに登って行くと、キレンゲショウマの群生地に着く。
初めて見たが、花の量が多く見ごたえがある。キレンゲショウマは4分咲きで、もう少し楽しめそうだ。にわか登山客
も夢中で写している。残念ながら、ここでバッテー切れ。ここからは、昔のデジカメをが活躍する。
  

おくさりを覗くがとても登れそうにない。天涯の花を堪能して、再び両剣神社に戻る。 


三十五社
古剣神社、刀掛ノ松方向に登って行く。すぐに三十五社に着き、ここから降って行くと、古剣神社が左手に見える。  
更に進み登り返すと、キレンゲショウマの群生地に着く。こちらの方が更に花が多い。しばらく、お花畑を堪能する。
蕾もまだ多い。人々の歓喜の声が、あちらこちらで聞こえる。
  

木道の橋を渡り、階段を登ると分岐に着く。刀掛ノ松経由でリフトへ向かう。刀掛ノ松は、広場になっていて、ここでも
リフトから登って来た、キレンゲショウマ見物の人で溢れている。
早々に刀掛ノ松をあとにする。雲が湧き前方の山が見えない。  


刀掛ノ松から10分で西島駅に着く。ここには、ニッコウキスゲが咲いている。亀女と相談して、リフトで降りることに
する。リフトの下は、キレンゲショウマやニッコウキスゲ、クガイソウが植えてある。リフトを使うだけでも十分楽しめる。
「来年は、次郎笈にも登って見たいね。」亀女は、すっかり気に入って来年も来る気だ。 


剣山の花


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