十種ヶ峰 989m

山口市阿東町・島根県鹿足郡津和野町



阿東徳佐付近から眺める


2017年5月2日(火) 天気 ☀ 夫婦


神角登山口~38分~林道終点~66分~尾根~18分~山頂      合計時間 2時間02分

山頂~16分~肩の広場~20分~旧林道出合~34分~神角登山口 合計時間 1時間10分

総歩行時間 3時間12分


概念図


地図

神角登山口


この時期に寂地山のカタクリと、十種ヶ峰のヤマシャクは、はずせない年中行事になりました。今日は連休の谷間で少し空いていると思い、そそくさと家を出ました。丁度咲き始めで白い花が開きかけている状態でした。シャクヤクは開き切ると花びらが落ちるので、見頃は3日間ぐらいだそうです。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と言われるぐらい美しい花ですが、毒があるそうです。



道しるべ

  神角登山口の駐車場で駐車代300円を支払う。既にかなりの車が停まっている。地元の方が産物を売られている。
 始めての方は登山案内図を確認して登られて行く。芍薬の時期は一方通行になっているので注意したい。山桜の下
 を行くと・・・


林道終点
  すぐに生木地蔵に着く。猪ゲートを開けて林道を登って行く。春の草花を写しながらのんびりと登って行くと、林道終点
 に着く。一服して山道に入り・・・


左手堰堤の底が抜けている
  ロープを伝わり谷に降りて行く。シャクヤク谷を登って行くと、谷が崩れ落ちている所がある。堰堤の下から土砂が
 流れ出して、下流のシャクヤクが多く流れた。この先からヤマシャクの群生地が始まる。

 皆さん一列に並んで思い思いにシャクヤクを観賞されている。

  団体さんのリーダが、色々説明されている。シャクヤクは毒があるそうだ。なるほど、綺麗な花には毒があるようだ。
 
 立てば芍薬と言うが、立ち姿が美しい。下から写した立ち姿を撮る。

  これ程急な登り坂もシャクヤクを見ながら登って行くので苦にならない。次から次に後ろから登って来られるので
 あまり長くは立ち止まれないが、ゆっくりとした足取りなので気にならない。


ハナイカダ
  谷一面が白い花に覆われる様子は桃源郷のようだ。登山道横にはハナイカダが黄色い花を付けている。

 谷の上の方から今年最後の芍薬谷を見下ろす。最後にとっておきの別嬪を写して尾根に上がる。


尾根
  尾根に上がると多くの人が一服されている。失礼して尾根を登って行く。途中、神角の集落が見える。


イカリソウ
  
 尾根にも山野草が咲いている。山頂に着くと多くの人が展望を楽しんでおられる。青野山を見ながら亀女お手製の
 お弁当を頂く。

 
 南の展望 / 正面に神角の集落、その先に大蔵ヶ岳

 
 西の展望 / 自衛隊のむつみ演習場の先に日本海

 
 北の展望 / 右のぽっこりした山が青野山

 
 東の展望 / 徳佐の街並みと高岳から三ツガ峰の稜線、その先に莇ヶ岳・弟見山


肩の広場
  展望を楽しんで笹の尾根を降りて行く。山頂直下の熊野権現社にでは団体さんが陽射しを避けて食事をされていた。
 肩の広場からは緩やかな道になる。

  アセビの残る道を降り、権現社の鳥居を潜ると、スキー場へ降る道との分岐に着く。「神角」「ヤマシャクからの下山は
 こちら」の標識従い、分岐を左に降りて行く。


林道出合
  チマキザサの道を降りて行くと、左手に十種ヶ峰の山頂のモニュメントと人々が見える。前方に大蔵ヶ岳を見ながら
 降りて行くと林道に出合う。林道は荒廃している。

  林道を跨ぎ、杉林の谷を降りて行く。やがて雑木の明るい道を降りて行くと、神角の集落に降りて来る。十種ヶ峰の
 山芍薬は年々知名度が上がり多くの人で賑わうが何時までも、美しい姿を留めてほしい。


出会った草花




ハクサンハタザオ

カキドウシ

ハクサンハタザオ

マムシグサ

ムラサキケマン

ラショウモンカズラ

ムラサキサギゴケ

スミレ

ガマズミ

イカリソウ

ホウチャクソウ

ヤマルリソウ

キランソウ

キケマン

エンレイソウ

ハナイカダ

クロモジ

コンロンソウ

フデリンドウ

サワハコベ

スミレ

キジムシロ

ヒトリシズカ

ショウジョウバカマ

アセビ

クロモジ

チゴユリ

シュンラン

キンポウゲ

ツルニチニチソウ


ヒメレンゲ

ヤマシャク



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