恐羅漢山  1346m

広島県最高峰

広島県山県郡安芸太田町・島根県益田市


台所原 黄葉


2012年11月6日(火) 天気 曇り一時雨 夫婦+Kさん




レストハウス〜30分〜遭難碑〜25分〜分岐〜5分〜恐羅漢山                    合計時間 1時間00分

恐羅漢山〜50分〜台所原〜60分〜早手のキビレ〜15分〜夏焼峠〜25分〜レストハウス    合計時間 2時間30分

                             
               

 周遊合計時間 3時間30分



概念図



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地図リンク



恐羅漢山の台所原の黄葉を見に、いつものコースで登って来ました。恐羅漢山の山頂に着くと突然雨が激しくなり、Kさんに「どうする・・・?」と聞くと「是非行きたい」というので、坂を滑りながら台所原に向いました。山頂から中腹にかけてのブナはほとんど散っていましたが、台所原に近づくと茶色のブナの葉が雨と霧の中 風に舞っていました。雨の中、黄葉の輝きはありませんが、それなりに神秘的で感動を与えてくれました。




道程




戸河内ICで下りて、お袋弁当を買う、ここの天むすは最高だ。今日は、揚げたての芋の天ぷらと天むすをおまけしてくれた。天むすをほうばり内黒峠へと向う。途中雉が道に出ていた。最近は雉を見ることが多い。kさんは、初めて見た様子で興奮している。内黒峠から見た、恐羅漢山と砥石郷山だ。砥石郷山は黄葉しているのが良く分かる。天気も心配無さそうだし期待が高まる。牛小屋高原レストハウス登山口に着き、立山コースから登っていく。

恐羅漢スキー場の縁を登っていくコースだ。下のリフトを登ると、いよいよ登山道が始まる。木の階段をスキー場に沿って登っていく。右側のブナの木は黄葉している。

黄葉のブナを見ながら登っていくこの辺りは、もみじが紅葉していて、ひときわ鮮やかだ。上のリフトを通り過ぎると九十九折れになり、タムラソウやキクバヤマボクチが見られる。山野草が多い所だ。

振返ると砥石郷山が黄葉している。右奥に見えるのは、深入山だろうか。登ってきたゲレンゲが一望出来る。ゲレンデから雑木に入っていく所に遭難碑がある。遭難碑に手を合わせて、雑木の尾根を登っていく。

尾根途中のブナの木も綺麗に色づいている。雲があるものの青空が覗いている。アキノキリンソウが可憐な花をつけている。

ツルリンドウの実も彩りを添えている。恐羅漢山10分の標識が現われたら、主尾根分岐はすぐだ。主尾根にでると、先ほどまで覗いていた青空が灰色な雲にかわりポツポツと雨が降り始めた。

女心と秋の空は・・・って本当のことらしい。特に秋の空は変わり易い恐羅漢の山頂に着くとザーザ降りに変わった。臥龍山や深入山が霞む。「kさんこりやあ本降りだ止みそうにない・・・どうする?」「予定どうり行きましょう」の頼もしい返事。山頂を早々に後にして、台所原に向う。

急な坂を慎重に降っていく。山頂付近のブナは、すっかり葉を落としている。段々降って台所原に近づくと、ブナが綺麗に黄葉している。残念ながら霧が出て色がくすんで見える。

雨と風でブナの葉がひらひらと舞って落ちてくる。霧雨が深遠な雰囲気をかもし出している。落葉の黄葉のジュータンの上を進んでいく。

雨の台所原もなかなか良い。この時季なのに人が誰もいない。キョロキョロしながらシャッターを押す。Kさんに感謝だ。

初めて来た台所原にご満悦なKさん。足取りが軽い。

熊毛の住人が2年前に見て感動した景色が今年も見られた。そうか2年前の秋はメルの命日登山だった・・・。2010年秋

台所原平へ向う道の黄葉を見ながら進んでいく。この辺りはもみじやクヌギの黄葉がブナの黄葉とは赴きを変えている。

台所原から倍以上もかかって台所原平に出た。雨は相変わらず降り続けている。天むすのおかげでまだまだパワーが残っている。

中の甲林道の斜面も真赤に紅葉している。中の甲林道歩きも捨てがたいが予定通り早手のキビレに向う。林道途中から中の甲林道を見ると山全体が紅色だった。

林道は遮る物がなく風が強い、手袋が染みて手がかじかんできた。予備の手袋に付け替える。林道を急ぎ足で進んでいく。台所原平から45分で、林道から山道に入っていく。10分も頑張れば、早手のキビレだ。

峠に向う登りも紅葉している。どうも恐羅漢山の麓は、クヌギやもみじ、楓が多いのか赤や黄に色づく。早手のキビレで昼食にする。温かい味噌汁とお袋弁当の天むすがうまい。一息つくと雨も小降りになり、一瞬青空が出た。早手のキビレのブナの木が輝く。

満腹になると幸福になるらしい。足取りも軽く夏焼峠に向う。前方に砥石郷山が見えてきたら、降りになり夏焼峠に着く。早手のキビレから15分の距離だ。
砥石郷山へと水を向けてみたが、Kさんはもう充分満足したらしい、さつさと牛小屋高原へ向けて歩き出した。ちょつぴりお名残惜しい熊毛の住人は、砥石郷山方面お写真だけ撮って二人の後を追っていく。

レストハウスへの道はもみじの紅葉に染まっている。

作業員がリフトの整備をしている、もうすぐそこまで冬がやって来ている。