大台ケ原 日出ヶ岳 1695m

奈良県吉野郡上北山村、川上村・三重県多気郡大台町



大台ケ原駐車場から望む


2018年7月16日(月) 天気 ☀


大台ケ原P(6:31)~32分~鞍部(7:03~7:06)~9分~日出ヶ岳(7:15~7:50)~

34分~正木ヶ原(8:24)~11分~尾鷲辻(8:35)~14分~牛石ヶ原(8:49)~5分~

大蛇嵓分岐(8:54)~9分~大蛇嵓(だいじゃぐら)(9:03~9:19)~44分~吊橋(10:03)~51分~大台ケ原P(10:54)

所有時間 4時間23分


概念図

 


大台ケ原駐車場


大台ケ原の駐車場は昼夜満車状態です。昨夜は満天の星の撮影会、今日は登山客よりも高原に涼を取りに来られている人が多いようです。本当に暑い一日で、それ程急登もない日出ヶ岳に登り、大台ケ原を一周しましたが、汗をたっぷりかきました。大台ケ原は伊勢湾台風や鹿の害で立ち枯れた木が多く、壊れた自然が回復するまでは、多くの年月がかかるようです。


道しるべ


ビジターセンター
  大台ケ原駐車場は1573mなので、高低差122mで日出ヶ岳に登れる。ビジターセンター横が東大台ヶ原登山口になる。
 日出ヶ岳1,9kmの道標がある。入口からすぐに尾鷲辻1,9kmの分岐を過ぎ平らな道を行く。
 

登山道から眺める森
  鹿の害を防ぐために金網が一木一木に巻いてある。緩やかに登って行くと・・・


鞍部
  正木嶺鞍部に着く。鞍部の所に展望所があり、説明板には熊野灘や志摩半島や富士山が見えると書かれている。
 目を凝らして見たが熊野灘は空と同化している。展望所からは日出ヶ岳が近い。

  木段を登って行くと、日出ヶ岳の展望台が見えて来る。山頂には一等三角点が鎮座している。展望台の上からは・・・

  
 西方面に釈迦ヶ岳・明星ヶ岳・八経ヶ岳・弥山・山上ヶ岳などの大峰山脈が望める。


釈迦ヶ岳

八経ヶ岳・弥山

正木嶺を見て山頂を降る
  展望台で至福の一時を過ごして、正木嶺へ向かう。正木嶺鞍部から正木峠までは0,5kmの案内板がある。

  木段を登り正木嶺を越えて行く。枯れた白骨のような立木が目立つ。昭和34年の伊勢湾台風で木が倒れ、乾燥化
 で苔が消え、その後をミヤコザサが被い、それを主食にする本州シカが増え、木の樹皮を食べて木が枯れるという
 悪循環を繰り返している。

  木段を降って行き、ササの道を登って行くと・・・


正木ヶ原
  再び白骨立木が目立つて来る。正木ヶ原に着くと、越えて来た正木嶺が見える。説明板の写真よりも更に森の面積
 が減っているのが気になる。一旦壊れた自然を再生するのは難しい。
 

尾鷲辻
  正木ヶ原から0,4kmで尾鷲辻に着く。牛石ヶ原0,9kmの標識がある。ここからショートカットでビジターセンターに帰る
 事が出来る。平らな森の道を歩いて行くと、神武天皇の像がある牛石ヶ原に着く。
 (神武天皇像は、2mを越す長身で、4,5tあり、昭和3年に運ばれた)


牛石の横を通る

大蛇嵓分岐

大蛇嵓
  牛石ヶ原のベンチでご夫婦が休憩されている。神武天皇像を見ながら伝説に思いを巡らすのも良い。すぐに大蛇嵓
 分岐に着く。

中の滝(クリック)

蒸篭嵓
  大蛇嵓絶壁を堪能して・・・(因みに嵓とは崖の事)

  分岐まで戻り、シオカラ谷に降りて行く、この辺りは石楠花の木が群生している。

  シオカラ谷に降りて涼を取っている人が大勢いる。吊橋を渡り石段を登って行くと、食堂・お土産店に帰って来る。
 最後の登りがきついので逆回りで周遊される方も多い。一服して食堂で蕎麦に舌鼓を打ち、ソフトクリームで涼を
 取る。大台ケ原は山頂近くまで車道が上がっているが、鹿や猿を車から見れた。ビジターセンターで大台ケ原の
 自然を観察するのも面白い。上北山温泉で疲れを癒し、道の駅吉野路上北山で車中泊したが暑くて良く眠れな
 かった。
 




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