柏木山 518m 弥山 435m

岩国市杭名


杭名コースから阿品コース周遊


2012年8月22日(水) 天気 曇り 夫婦


P〜5分〜弥山道石標〜60分〜商人休み〜10分〜坂上道分岐〜20分〜峠〜20分〜柏木山  合計時間 1時間55分

柏木山〜10分〜峠〜15分〜弥山道分岐〜30分〜弥山                        合計時間      55分

弥山〜40分〜阿品登山口〜35分〜砕石所〜15分〜瓦谷集落〜10分〜P             合計時間 1時間40分


周遊合計時間  4時間30分  


概念図




map

杭名コース登山口

駐車スペース


岩国の杭名から登り柏木山、弥山を縦走して阿品に降り、瓦谷林道経由で周遊して来ました。錦橋の手前に駐車すると、山口ナンバーが一台停まっていました。杭名コースは右手に谷を見ながら緩やかな坂が続きます。商人休みまで来ると、尾根歩きに変わり道が明るくなり、少し先から弥山が見えて来ます。このコースの一番印象に残る所です。柏木山は、山頂から東、南、西の展望が開けて、谷から吹き上げて来る風が最高でした。弥山で、山口ナンバーのおじさんと話していると、おじさんも阿品コースから降りることになり先に降りていかれました。山口百名山を登っておられるようです。阿品コースは急な降りでしたが、お地蔵さんが道案内をしてくれて、短時間に降りることが出来ました。瓦谷林道は川のせせらぎを聞きながら、思っていたより涼しい林道歩きが出来ました。阿品弥山の水はとても美味しい下山後のご褒美でした。



道程

【写真の上にマウスを当て指マークが出るとクリックで拡大します】




駐車スペースにもう一台山口ナンバーが停まっている。暑いのに山登りだろうか。弥山かな・・・と勝手に思う。錦橋の真ん中辺りから
見ると、上流に二鹿の山が見える。方向からすると、雲霞山だろうか。

錦橋を渡りきり、R187号方面へ向って歩いていると、一面に仙人草が咲いている。写真を撮り歩いていくと、すぐに弥山道の石標が
あり、鳥居を潜って進んでいく。

珍しい、木造の3階建も朽ちて倒れそうだ。堰堤を渡り山道に入っていく。途中一ヶ所左に上がる枝道があるが、とにかく主道を登って
いけば良い。すぐに右手に祠が見えてくる。杉の植林の道が続き少し薄暗い。丸太橋を渡り右に進路を変えていく。


杉林から、雑木に変わり、再び杉林に変わっていくが、何時も右手に谷を見て歩いていく。鳥居から30分も歩くと十二丁の石標の横に
水場がある。【商人休み】までの道程の半分辺りだ。5分も歩くと、今度は十四丁だ。山頂は何丁なんだろうか。単調な風景に少し飽き
てきた。もう一ヶ所水場があり、シダに 蔽われた箇所を過ぎて15分も登って行くと、三差路が見えて来た。

荒瀬からの道が左から登って来る。【商人(あきんどやすみ)休み】と呼ばれる三差路だ。石標に右、荒瀬谷、左、杭名の文字が見える。ここからは、
明るい尾根道になり気持ちも足取りも軽くなる。


尾根道を左に曲がると、弥山のお社が見えてくる。印象に残る所だ。商人休みから10分も歩くと柏木山との分岐に着く、左に坂上道、
右に弥山道の文字が読み取れる。ここは、柏木山に向うので左に登っていく。

今度は、左に谷を見ながら、雑木の明るい道を登っていく。一ヶ所、岩の横が崖になっている所があるので慎重に進んで行く。柏木山が
見えてきた。分岐から20分で峠に着く。標識はないが、テープが巻いてある。左に上がる道が見える。急な坂を登っていくと、痩せた
尾根に出る。 柏木山が近づく。

三差路を左に降って、登り返すと柏木山山頂に着く。山頂の向こうは崖で展望が開ける。先まで進むと東に、瀬戸内海が望める。

南に、高照寺山、塔ヶ森、氷室岳、南西に蓮華山、西に物見岳、烏帽子岳が見える。【クリックで山名】

すぐ目の前に、二鹿の山々が近い。山頂は噴き上げの風が気持ちよく、思わず長居をしてしまった。ここにも、マツノクロホシハバチの
幼虫が松に貼りついている。松が枯れなければ良いのだが・・・。

ふと見ると、アセビが実を付けていた。山頂を後にして、再び、峠に戻ってきた。ピークを登り、降って行くと、15分で弥山道と合流
する。

弥山道と合流した所が、二十三丁らしい。微かに読め取れる。ここからの弥山道は益々平な道になる。


一ヶ所、崖で雑木の切れ目から西の景色が開ける。分岐から30分で、弥山日宛神社に着いた。日宛神社は展望台があり、弥山から東方面
の展望が望まれる。

岩国市と瀬戸内海。三倉岳と手前に白滝山【写真中】、遠く羅漢山も望める。【クリックで拡大】

左 三倉岳に、右 大峯山が高い。日宛神社で展望を楽しんで、赤瀧神社に向う。途中、登山姿のおじさんと出合う。お賽銭分の願い
事をして、 狛犬の頭を撫でて、弥山堂へ向う。

子供が書いた地図を見る、結構参考になる。弥山堂は吉川家の祈願所だ。社殿に手を併せて、鐘を突く。食事をしていると、鐘の音を
聞いて先ほどのおじさんがやってきた。話してみると、駐車してあった車の持ち主だった。阿品コースの話になり、おじさんも周遊する
ことにして先に 降りていかれた。山口の方で山口百名山を登っているらしかった。

弥山堂からは、唯一瀬戸内海の景色が近くに望まれる。弥山堂を降り、阿品コースを降りて行く。阿品コースは明るい尾根道で阿品を
見ながら降っていく。降って行くと、十九丁の石仏が案内してくれる。

結構、急な降り坂なので、のんびり夫婦さんのアドバイスを肝に銘じ転ばないように、ゆっくりと降りて行く。十五丁から振返ると、
弥山堂が見える。


弥山堂を見納め、だらだらと降っていき、急な坂を降ると十三丁のお地蔵さんが出迎えてくれる。十二丁を過ぎて痩せ尾根を降ると、
十一丁の休憩所に着く。ちょうど半分降りた所だ。

十一丁の仏様を過ぎて、お地蔵様を数えながら降りて行くと林道が見えてきた。鳥居を潜り振返った所が、阿品登山口だ。


瓦谷に向かうと、みせんの水の恩恵を受ける。たっぷりの水量で、火照った体にはありがたい。


瓦谷林道は、思ったより、涼しく快適に歩ける。ヤブミョウガが黒い実を付けている。瓦谷川のせせらぎが心地よい。鳥居から30分で
水車のある家が 見えてきた。建築会社のようだ。ダンプカーが数台停めてある。

初めての道は長く感じる、しばらく行くと、砕石所が見えてきた。更に瓦谷の集落目指して歩いていると、カラスウリの花が咲きかけて
いた。そこから5分も歩くと、瓦谷の集落が見えて、R187号の交差点まで250m手前のR2号線に出た。50分の林道歩きの後、
柏木山・弥山周遊の旅は終わった。