三俣山 1745m

大分県竹田市・玖珠郡九重町



北峰・本峰・西峰
指山から望む


2017年6月6日(火) 天気 ⛅ Kさん+夫婦


長者原~33分~堰堤~45分~涸谷入口~20分~諏蛾守越~31分~西峰~28分~三俣山    合計時間 2時間37分

三俣山~41分~諏蛾守越~55分~法華院~24分~吉部分岐~38分~雨ヶ池~78分~長者原 合計時間 3時間56分

総歩行時間 6時間33分


概念図

 


地図

長者原

三俣山は九重山群の中央部に位置して、壮大な山ですが比較的登りやすい山です。天気が不安だったので、Kさんと長者原で待ち合わせて、事前に三俣山に登る事にしていました。三俣山の西峰付近はミヤマキリシマが見頃でした。山頂から平治岳を眺めると山頂がピンク色に染まっていました。Kさんの時間があれば平治岳に登っても良かったのですが、今回は三俣山を周遊しました。


道しるべ


指山自然観察路入口
  準備をしていたら山口ナンバーを見ておじさんが声を掛けて来られた。下松に住み茶臼山を整備されている方だった
 しばらく談笑する。長者原ヘルスセンターの裏を通り、九重登山口から登って行く。昨日登った指山自然観察路入口
 の標識を過ぎると・・・


ヤマフジ
  数台停めれるスペースがあり、おじさん達が車座になって食事をされていた。ゲートの横を通り進んで行くと、埋もれた
 砂防提の上を通って行く。上にも下にも堰堤があるが、大きな土砂災害があればひとたまりもない。

  崩壊地を回った先に、すがもり越の標識があるので、一旦硫黄山道路と別れて左に登って行く。坊原と言われる
 気持ちの良い草原に上がって行く。星生山の斜面がピンクに色付いている。
 

コケモモ
  ここからだと三俣山が四峰見える。ミヤマキリシマで染まった斜面を見ながら登って行くと・・・

  再び硫黄山道路に合流する。今にも崩れそうな大きな岩を右手に見ながら早足で車道をやり過ごす。

  ペンキで書かれた黄色い矢印に従い涸谷に降りて行く。硫黄山が迫力ある姿を見せる。

  谷を登り返すと、諏蛾守越に着く。スガモリ小屋は平成9年10月に閉鎖され解体されたと解説本に書いてある。
 霧の日に警鐘を鳴らした「愛の鐘」は今は使えないように縛ってある。


大船山

オダマキ
  すがもり越のベンチからは大船山が雄姿を見せる。以前植えられていたのだろうかオダマキの花が咲いている。
 一服して三俣山に取り付く。高そうに見えるが、すがもり越が1540mだから約200m登れば良い。

  ゆっくりと斜面を登って行くと、すぐにすがもり越が下になる。北千里浜を歩いている登山客が見える。皆で手を
 振って声をかけると、オ~イと声が返ってきた。

  登るにつれて山肌がピンクに染まる。

大船山
  なかには白いミヤマキリシマもある。ゆっくと登って行くと30分で西峰に着く。

 
 東の景色 / 本峰・大船山

 
 南の景色 / 中岳・天狗ヶ城・久住山・星生山の手前に硫黄山


マイズルソウ
  記念写真に納まり本峰に向かう。稜線にはマイズルソウが群生している。


根子岳
  稜線を振り返ると、ミヤマキリシマが点在している。これもまた趣がある。更に登って行くと根子岳が姿を見せる。南峰
 分岐から本峰に向かうと・・・


平治岳・大船山

平治岳
  すぐに三俣山本峰に着く。ここからは平治岳の姿が圧巻だ。山頂がピンクになっている。三俣山のお鉢巡りをして
 引き返す予定だったが、コーヒーを味わいながら平治岳を見て入ると、Kさんが登れますかと言う。Kさんに予定が
 あるので難しいと思うが、取り敢えず坊がつる経由で降りる事にする。

 
 三俣山からの展望

 
 
東の展望 / 北峰・由布岳・平治岳・大船山・南峰
 
 
南の展望 / 中岳・天狗ヶ城・久住山・星生山
 

イワカガミ
  ミヤマキリシマを眺めながら降りて行く。途中イワカガミがまだ元気に咲いていた。
  すがもり越まで戻り、法華院・坊がつる方面に向かう。岩場を降りて行くと、久住山の分岐になる。

  マサ土の北千里ヶ浜を歩いて行く。再び岩場を降って行くと、前方に坊がつるが見えて来る。振り返ると、岩場に
 生えているミヤマキリシマが趣があり、しばし立ち止まる。


コウゾリナ
  法華院が見えて来た所で一息入れて行く。Kさんは堰堤の上から三俣山の岩場のミヤマキリシマを眺めている。
 法華院温泉山荘の外のベンチでアイスクリームを食べながら、平治岳への時間を検討してみたが、やはり時間
 的に無理のようだ。そうなればゆったりして行こうと決め込む。法華院温泉山荘は予約が必要で、この時期は
 中々予約が取れないらしい。
 

サワオグルマソウ
  法華院を後にして坊がつるに降りて行く。
 
坊がつるから見た景色
 

平治岳

ハルリンドウ
  白色のハルリンドウがさいていた。平治岳を見ながら昼食を取る。大きなベンチで相席した大阪から来られたご夫婦
 は、阪急フェリーで来られたようで、金剛山と葛城山の縦走路をトレランされると聞いて話が弾む。
 

長者原・吉部分岐
  吉部との分岐を長者原に向かう。緩やかに登って行くと、平治岳・大船山が見える展望地がある。


雨ヶ池

平治岳を振り返る
  展望地を降って行くと、雨ヶ池に着く。板道の下にはハルリンドウが群生している。ここから見る平治岳が最後の姿
 だ。


涌蓋山
  雨ヶ池から降って行くと涌蓋山の展望地がある。地図を見ると、坊がつると長者原の中間辺りだ。


オオヤマレンゲ
  ここからは降り道になるが、ゴロゴロ石が多いので慎重に降って行く。途中オオヤマレンゲが咲いていた。指山分岐
 に着いたので、指山の崩壊地まで行ってみょうと指山方面に向かう。しばらく行くと、長者原の標識が出て来たので、
 ここで断念して長者原への道を降りて行く。
 
  すぐに、ベンチのある長者原と坊がつるの登山道に合流する。昨日崩壊地から合流した堰堤の横を通り・・・

  タデ原に降りて来た。「Kさんロングコース、お疲れさまでした。万歳・やったよの気持ちですね。でも九重の一部を
 歩いただけですよ。来年は平治岳に登りましょう。」明日は休養日なので、道の駅童話の里くすで車中泊にする。


 2011年6月8日 西峰・本峰・南峰


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