涸沢ヒユッテ


2日目 下山 天気 ⛅/☂



4時起床して、テレビモニターの天気予報を確認すると、9時まで晴れのち曇りで、9時以降雨になっている。諦めの悪い性格だが、最近ザイテングラートで滑落死亡事故が起きている。足の捻挫も完全には治ってないので、今回は素直に下山する事にした。展望デッキに出て見ると、日の出を待っている人でいっぱいだった。コーヒを飲みながら、真赤に染まって行く穂高の山肌を眺めていた。



道しるべ

  涸沢ヒユッテで、絵葉書やクリアファイルを買いながら、壁に掲示してあったポスターに目をやる。「山にベテランは
 いません!」と言う言葉が目に留まる。そう言えば、涸沢に登る途中、顔を怪我した人を二人も見た。いけいけの
 性格の自分には、心に留めておかないといけない言葉だ。

     

 

展望デッキで珈琲を飲みながら、朝日の出るのを待つ





穂高岳の山頂が黒くなっているのを「えびの尾」と言うらしい



山肌が赤く染まり


 

すぐに消えて行く

  一日過ぎただけなのに、昨日より紅葉が色鮮やかに見える


ナナカマド
  何度も穂高を振り返り降りて行く

 穂高が見える最後のスポット


ゴゼンタチバナ
  崩壊地を過ぎ、ガレの急坂を降って行くと・・・

  本谷橋に着く。屏風の頭を過ぎ・・・

 屏風岩を回りながら・・・
 
 横尾に降りて来る。丁度のタイミングで雨が降り出す。時計を見ると8時半前だ、天気予報が当たった。横尾山荘の
 軒先で、涸沢ヒユッテの弁当を頂く。上高地・槍ヶ岳、11kmの標識がある。レインウエアを着て横尾を出発する。
  

徳澤園
  梓川沿いを徳沢を目指して進む。徳沢の食堂の奥に徳澤園が併設されている。井上靖の氷壁に出て来た宿だ。

  この雨の中、登って来る人も多い。明神から穂高奥宮に向かう。

  明神橋を渡り、梓川の右岸を降る。穂高神社奥宮で登山の無事を祈る。

  嘉門次小屋に寄って、許可を得て写真を撮らせてもらう。


岳沢分岐
  梓川沿いの道は、観光客も多い。岳沢分岐を過ぎ・・・


オオカメノキ
 上高地のカメラスポットで写真を撮り・・・

 上高地に帰って来た。穂高は雲に隠れている。涸沢はあの尾根の向こう側になる。


河童橋
  河童橋を渡ると、バスターミナルに着く。今回、岳沢小屋穂高岳山荘をキャンセルしたが、どちらの山小屋の対応も
 気持ち良いものだった。来年こそは穂高に登りたい。



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