市間山 1108m 立岩山 1135m 縦走


広島県山県郡安芸太田町・廿日市市



十方山から市間山 立岩山を望む


2012年6月6日 天気 晴れ 夫婦




牛首峠〜10分〜市間山登山口〜60分〜市間山       合計時間 1時間10分


市間山〜65分〜立岩山〜65分〜市間山           合計時間 2時間25分
    

※ 立岩山から立岩往復15分

市間山〜35分〜市間山登山口〜10分〜牛首峠       合計時間    45分


合計時間 4時間20分 




概念図



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地図リンク





市間山から立岩山をピストンして来ました。市間山、立岩山は竜神湖を挟んで十方山の東南にある山です。昨年ネットで知り、是非この時季に登ってみたいと思っていました。サルメンエビネやベニドウダンが咲いて、ブナ林の快適な尾根歩きが出来ると書いてあったからです。思った以上にブナ林は、すばらしく、手付かずの自然が残っていました。また竜神湖から吹き上がる涼風が気持ちよく、アップダウンの少ない稜線を快適に縦走出来ました。サルメンエビネは、少し盛りを過ぎていましたが、稜線に咲いていて和ませてくれました。ベニドウダンは立岩山付近に赤い小さな花を咲かせていました。市間山、立岩山と車2台で周遊すると最高でしょうね。





道程

吉和ICを過ぎて坂原の集落へ入りしばらく行くと、中国自動車道がR186と交差する所がある。そこを左に登っていく。ここが、林道臼谷
線の入口だ。舗装道なので車で走れる。途中、土砂崩れの場所が3ヶ所あるので慎重に運転する。しばらく行くと牛首峠に着く。坂原か
ら5,3kmの所だ。そこから、左手の砂利道の作業道を歩いていく。
牛首峠から、10分も歩くと市間山登山口に着く。ここにも駐車スペースがあるが、乗用車は牛首峠に駐車して、歩いたほうが懸命だ。
市間山まで、1時間30分、いきなり急登が始まる。
  
5分も登っていくと、左手に道が見えすぐ上の道沿いの木に下田吹と彫ってある。田吹に下ると言う意味らしい。以前は、ここから登って
いたようだ。杉林の尾根を廻りこむと、ものすごい、急登になってきた。その急登も長くは続かず10分も頑張ると、緩やかな登山道へと
変わる。植林とブナ林の間に登山道が続いていく。広い尾根に出た。ここが、ハチガ谷の頭だろうか?きれいに下刈りがしてある広い
尾根だ。花を探しているうちに迷わないように、ブナと杉の境を歩いていく。  
杉林が消えて緑一色に変わってくると、市間山は近い。途中サルメンエビネに対面するが、もう終わっていた。そのかわりトケンランが
お出迎えだ。 ゆっくり花を探して登っていく。ふと気がつくと、広いところに着いた。市間山の標識がある。標識がなければ、間違いな
く通り越していく山頂だ。 展望も何もないので、先を急ぐ。 
緩やかに下っていく。どこまでも笹とブナ林の登山道が続く、手つかずの自然が広がる。整備された登山道が出来るまでは、
熊の王国だったに違いない。緑に染まりながら歩いていく。竜神湖から山をこして吹き上げる涼風が心地よい。ママが立ち
止まった。サルメンエビネとご対面だ。  
ブナの大木も数多く見られる。市間山と立岩山のほぼ真ん中に、広い空間が現れる。まるで、公園を歩いているような錯覚
におちいる。しばらくブナ林を歩き、長い緩やかな登りが続くと、大きな岩が現れる。
岩を巻いてよじ登ると、立岩山に着く。立岩山からは、竜神湖や十方山の稜線が見える。
  
  

立岩山山頂からの風景
立岩山から南の景色もすばらしい。山頂から少し西に進むと冠山方面の展望が望まれる。立岩山から7〜8分の所に立岩があるので寄って
行こう。 
立岩山周辺は、ベニドウダンや、ツクバネウツギ、スノキ、ナツハゼなどが咲いていた。再びブナの庭を散策して岐路に着いた。また、
秋に来るぞ〜。
  



出合った花

【画面に手マークが出る花は、クリックで拡大】

ヤブウツギ ギンリョウソウ ミヤマシキミ
トケンラン サルメンエビネ サルメンエビネ
サルメンエビネ タニギキョウ タニギキョウ
蝶の孵化 ツクバネウツギ ベニドウダン
スノキ ツクバネウツギ オトコヨウゾメ
コバノフユイチゴ コマユミ ヤマシグレ