石の巷山(いしのこやま) 359m

萩市明木



R262から望む


2017年4月28日(土) 天気 ☀ 夫婦


道標P~6分~中電巡視路~40分~No6~42分~車道~17分~三角点~18分~石の巷山 合計時間 2時間03分

石の巷山~14分~山道~13分~炭焼き跡~13分~堰堤~7分~車道~5分~道標P     合計時間     52分

総歩行時間 2時間55分


概念図

 



地図

石の巷山道標路肩P



里山は数年経つと、登山道や山頂からの展望のようすがすっかり変わっている事があります。簡単に登れると思っていた山に、意外と苦戦する場合があります。石の巷山は、山頂が見えていて楽に登れると思っていましたが、倒木や林道で登山道が分断されていました。また道が崩れて分かりづらい所もあり思わぬ苦戦を強いられました。予期せぬ山野草との出会いもありました。これが里山の魅力かも知れません。



道しるべ

  R262で萩に向かい、「萩市旭総合事務所」の大きな矢印の所を明木の集落に入り県道308号から惣田川を渡ると
 林道洗谷線の取付きに石の巷山の道標がある。道標の手前に車を停める充分な路肩がある。対面に千本桜の説明
 板もある。山頂も見えているし、中学生も登る里山と思い高を括る。林道は藤の花が咲いている。カキドウシ、キンポ
 ウゲ、キランソウなど定番の草花を見ながら林道を行く。

  5分も歩けば右の斜面に登る山道がある。入口に中国電力のNo4の標識があるので確認して取り付く。すぐに林道
 と合流する。


来た道を振り返る
  林道は新しいので最近出来たようだ。登山道が林道で遮断され分かりづらい。大きく段差がある所もあり、木を運んで
 踏み板にして登山道に這い上がる。とにかく登山道を上がって行く。


鉄塔No4
  急な杉林を登ると、緩やかな雑木の道になり初めの鉄塔に着く。(鉄塔No4)


鉄塔No5
  杉林と雑木の明るい道を登って行くと、次の鉄塔に着く。暑いので一息入れて行く。鉄塔の下を通り明るい道を行く。


鉄塔No6
  ミツバツツジも咲いている。前方に3番目の鉄塔が見えて来た。亀女が鉄塔の下で何かの実を見つけた。何のもの
 だろうか?帰ってからの宿題が増える。

  鉄塔No6を過ぎると、どんどん降って行き谷に降りる。ここで道が消える。良く見ると谷を渡り、すぐに右に登る踏み跡
 がある。登って行くと段々はっきりした道になる。道なりに左に登って行く。登って来た道を振り返ると谷からの取付き
 が崩れている。


良く見ると右に道が
  谷から5分も登ると道が分岐しているように見える所がある。ここも崩れているが右に登る。登って上から見るとS字に
 のイメージだ。ここが一番分かり難い。


鉄塔No7
  杉林を登って行くと次の鉄塔が見えてくる。この鉄塔No7手前をUタウンして登って行くと・・・


分岐は右

中電標識を右へ
  分岐に着くここを右に行く。(左は鉄塔No8未確認)新緑の気持ち良い道を登って行くと再び分岐になる。地図を確認
 して右に登る。(中電の標識No99方面へ)

  ここから倒木が多い。倒木と格闘して登って行くと車道(舗装道)に出合う。林道洗谷線と合流したようだ。右に行くと
 すぐに左に上がる階段がある。

  
  上がった所が、「三角点・石の巷山頂」の分岐になる。まず三角点に向かう。鉄塔No99の下を通り進むと分岐になる。
 ここを左に行く。小さなコブを2つ越えて15分で・・・

  
  三角点のあるピークに着く。ここからは萩市が遠望出来る。右を見ると田床山が見える。

 
 三角点ピークからの展望

  展望を楽しみ石の巷山に向かう。分岐まで戻り一登りするとすぐに石の巷山に着く。広い山頂は牡丹桜が満開だ。
 山頂を少し降ると明木の集落が見えて来る。

  小さな建物があるので覗いて見ると、登山記録ノートや名簿がある。明木の中学生が故郷の山に桜の苗木を植え
 この苗木が大きな桜の木に育っている。

  石の巷山千本桜達成記念の下で明木の集落を見ながら、パンとブドウを食べる。緩やかな時間が過ぎて行く。


キジムシロ

巨大石を引き返す
  帰路、山頂にある「巨大石・椿原生林・石の河原入口」の標識を降りて見る。急な階段を降りるとすぐに巨大石が
 ある。その先は道がないので引き返す。

  No99鉄塔に向かい「三角点・石の巷山頂」分岐を車道に降りて行く。車道を左に行くと地道になる。地道は石の巷山
 を巻くようになり、行き止まりになっている。この道にはドウダンツツジが植えてある。最近道が出来植えられたようだ。
 地図を見て登山道を探す。良く見ると「石の巷山桜保存会」の看板の下から降りる道が見える。

  新しい道の斜面で登山道が崩れ、その先の木が倒れて登山道を隠している。倒木を潜るとはっきりした山道が姿を
 現す。山道を降って行くと、右手に炭焼き跡がある。

  やがて枝打ちされた谷に降りて行く。生活道に降り堰堤を過ぎると・・・


ツルニチニチソウ

キエビネ
  民家が見えて車道に出る。ここから5分も歩けば、出発点の石の巷山道標に着く。途中キエビネにも出会えたが
 場所は特定出来ないように最後に画像を持って来た。ご了解頂きたい。石の巷山は明木の中学生の故郷の山
 だった。



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