美濃地屋敷

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さくらの旅に行く途中、道の駅「匹見峡」から見えてふと立ち寄った美濃地屋敷、なんでも、大庄屋の家を保存しているらしく、当時の生活が偲ばれました。母屋以外にも民俗資料館や米蔵などに古民具が展示してあり、思わぬ拾い物をしたような気になりました。しかも、うれしい事に見学は無料でした。
江戸時代後期に数村を管理下におく割元庄屋(大庄屋)をたびたび命じられた美濃地家は、 その屋敷構えも壮大で、旧くは3方に水流の濠をもち、中央に母屋、表側には長屋門、 そして勘場・牛舎・養蚕室・2階倉が建ち並び、また側面は土壁で仕切られていました。
また附属建物としては背戸倉、米倉、味噌倉などもあって、 背後に山地を背負って構える屋敷取りは壮大で、 代官などの支配階級者の接待のために座敷ノ間があることを特徴としています。
安政2年(1855年)の改修を経たものの、現在にまでいたるその屋敷を復元・改修し平成17年4月より一般公開しています。
内部にも様ざまな趣向が凝らされた壮大な茅葺の入母屋づくりの母屋。 荘重で堅固なつくりの長屋門。鳳凰のこて絵が目をひく米倉には、 美濃地家に伝わる資料が展示されています。そして新築した民俗資料倉には、 この地域に伝わる民具を展示・公開しています。 また、四季を通して様々なイベントも行われています。
益田市匹見総合支所のHPより抜粋